
子どもが小さくて働きたくても働けない

在宅ワーク以外で働きたい
もしあなたが人と話すのが苦でなければ、ヤクルトレデイとして働く方法もあります。
保育室があれば、子どもを預けて働けます。学歴も不問でした。
職場(センター)によって預けられる年齢が異なるなど状況は違いますので、必ずヤクルトに確認ください。
私は10年ほど前に娘が2歳半~3年ほど働いていました。私の実体験をもとに
- どんな仕事なのか
- 子どもを預かってもらえる場所の様子
- メリット・デメリット
を中心に紹介します。あくまで私の体験です。もし興味があれば実際見学をしてみて、自分に合った働き方ができるかどうかの参考になさってください。
ヤクルトレディは以下の人におすすめです。
ヤクルトレディの仕事内容
私は2011年2月~約3年間働いていました。その当時の様子をお伝えします。
どんな仕事なの
ヤクルトレディは、個人宅または企業に訪問し、ヤクルト商品を販売するのが仕事です。
売った商品の何割かが収入です。つまり売れば売れるほど収入になります。
担当地区を持たされ、原付バイクを使用し、配達していました。
地区によっては自転車で配達している人もいます。原付バイクはレンタル可能です。
新規顧客を増やすために、営業活動もあります。売り上げが収入に直結するからです。
ヤクルトレディは個人事業主で業務委託のあつかい
商品はヤクルトから仕入れて、一人一人が自分の担当地域の販売に責任を持つ、個人商店というようなあつかいです。
ヤクルト商品をヤクルトから買って、担当地区で売ります。
自分が売り上げたものは、基本自分の収入になります。
とはいえ、職場には責任者として社員がおり、先輩のヤクルトレディもいますので、安心です。
分からないことは指導してもらえ、ヤクルトレデイ同士での助け合いもあります。
収入・経費
ヤクルトから商品を購入し、定価で売り上げれば、差額分が収入です。
ヤクルトから購入した商品代、保育料、バイクや制服などのレンタル費といった諸経費を毎月指定日に引き落とされます。指定日までに収入の口座への入金が必須です。
ヤクルト商品の売り上げの何割かが収入になるので、売り上げが増えれば収入が増えます。
また売れる商品を自分で考えて購入し、できるだけ売れ残らない工夫が必要です。
商品購入代の支払いが、お客様によっては月末にまとめての場合もあります。
私は月末払いのお客様が多かったので、遅れないよう入金するのに気を使いました。
支払いとしては、原付バイクのガソリン代やビニール代など実費での負担もあります。
稼働時間
基本土日祝日のみの休みでした。
休みを取るときは、他のヤクルトレディや社員にお願いする(その分収入は減ります)、前日に休みの日の仕事をするなどの対応が必要です。
ヤクルトの保育室を利用している場合は、基本保育の時間のみ稼働ができます。子どもがいると仕事にならないからです。
子どもを預けられる時間は、比較的自由に稼働できます。
お客様の約束を守り、その日の配達さえこなせれば、授業参観など行事のための中抜けも可能です。
事前研修などあり【バイクの運転に自信がなくても大丈夫】
ヤクルト商品や健康情報の知識、マナーなど研修があります。
また配達についても、不十分なフォローがあります。
最初は社員と一緒に担当地域をまわるので心配いりません。
私は免許を取ったものの運転したことのない、原付バイクの練習もさせてもらえました。
3か月の収入保障期間あり
3か月は収入の保障期間があります。最初から売り上げられるか心配な人でも安心です。
一部の経費が減額できるものもありました。
取扱商品
商品はヤクルト、ソフール、ミルミル、ジュース類のほか、ヤクルト400やミルミルSなど市販されていない商品の取り扱いもあります。
チョコレートやうどんなどの食品、化粧品などもありました。(2011年当時)
今話題のヤクルト1000は、当時ありませんでした。
ヤクルトレディは定年がない
定年がないので、自分が好きなだけ働けます。80代の方もいましたよ。
もちろん子どもが大きくなっても働けます。
正社員の道も
ヤクルトレディとして活躍できれば、例えば職場内の管理者(マネージャー)になるなど、正社員の道もひらけます。
正社員になれれば、給料収入になります。
子どもを預ける場所はどんな場所?
仕事をしている間、子どもを預かってもらえます。職場にあったり、近隣にあります。
私の場合は職場内にありました。預かっている子どもの人数が少ないためか、「託児室」と呼ばれていました。
預かり対象年齢
預かってもらえるのは、基本的に未就学児が対象です。
何歳から預かり対象なのかは職場(センター)により異なります。
預かってもらっている場所の様子
子どもたちは公園に遊びに行ったり、室内で工作したりしていました。
おやつの時間(収入から天引きされました)とお弁当の時間、昼寝の時間もあります。
子どもの体調不良の時は、親も子供も原則お休みです。
必要な持ち物は、お弁当と水筒、コップ、おむつ、着替えなどでした。
一日の様子を日誌で知らせてくれましたよ。
私の場合は同じ所にあったので、配達から戻ると子どもの声がよく聞こえました。
預かりの時間
時間は8時30分から14時15分でした。その間に仕事をします。
子どもの保育にかかる金額
私が働いてた当時は5500円でした。現在は 全国平均6,000円のようです。働く場所により異なります。
幼稚園や小学校に通っていてもOK
子どもの早帰りの日は預かってもらえます。月額でなく、使用した日だけ部分の払いが可能でした。
子どもを迎えに行って保育室に連れていく手間はかかりましたが、助かりました。
ヤクルトレディがおすすめな人
- 子どもだけでいるのが息苦しい人
- 人と話したい人
- 仕事を一から教えてほしい人
- 話し好きな人
- 子ども中心で仕事をしたい人
- バイクの運転が苦でない人
- 販売や営業活動が得意な人
ヤクルトレディのメリットデメリット
私が働いていた時に感じた、ヤクルトレディとして働くメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 友人・知人ができる
- 仕事のことはもちろん、子どものことも相談できる先輩ができる
- 子どもが具合が悪い時には仕事を休める
- 働いている時間も中抜けなど調整ができる
- 定年がないので、いつまでも続けられる
- お客さんとの交流が楽しい
- 職場の社員・ヤクルトレディ、お客様というさまざまな人との出会いがある
- お届け地域の情報に詳しくなる
デメリット
- 雨など気候が悪い時の仕事が大変(雪の場合は路面凍結のためお休みになる可能性もある)
- 仕事を休んだ場合は収入が減る
- 新規顧客の開拓のために営業活動もある
- 職場の人間関係を構築しなければいけない
- 人との関わり合いがあるので、仕事をやめづらい
- 保育時間以外は子どもがいるので働けない
- 休めるもののそれなりの対応が必要なので、仕事を休みづらい
1日の流れ(私の実例)
8時30分 子どもと出て、職場(センター)に到着
託児室に子どもを預け、商品の準備
↓
8時45分 出発
↓
1日20件程度、個人宅・会社などをまわる
※配達には毎週お届けが決まっているところ、何を買ってもらうかその時決めてもらうところ、過去に買ってもらったところを中心にまわります。
↓
12時30分 職場(センター)に戻る
↓
ランチ
明日の準備
お金の計算や事務処理など
↓
14時30分 子どもと帰宅
口コミ
ヤクルトレディの口コミを調べてました。
「仕事しやすい」、「他の仕事がしたい」といった、正反対の口コミが存在する状況です。
職場や配達する担当地区によっても、働きやすさは変わってきます。
自分と子どもに合っているかどうかの見極めが必要です。
口コミ情報と併せて実際に職場(センター)を見学し、疑問点や不安な点を洗い出し、直接聞いておくのをおすすめします。
以下に口コミ情報がありますので、参考になれば幸いです。
なお確認しておきたいポイントを「問い合わせするときのポイント」で説明します。
問い合わせするときのポイント
もし、ヤクルトレディに興味がわいて、お住まい近くのヤクルトに問い合わせしたいとき、私だったら確認することを紹介します。
まずは子どもの預かりについて。ちゃんと子どもを見てもらえるか、自分や子どもを合わせられるかを確認します。見学できれば、さらに安心です。
ヤクルトレディとしての仕事については、以下の項目を確認します。
これ以外でも、仕事するにあたって心配なことは事前に聞いておくのをおすすめします。
応募から採用、研修までの流れ
働きたいヤクルトに電話
↓
ヤクルトで面接・説明(子連れ可)
↓
ヤクルト本社で面接(子連れ可)
↓
採用
↓
ヤクルト本社で1週間程度研修(子どもは託児室で預かり)
↓
担当地区を社員とまわる
↓
一人で担当地区に配達
まとめ
子どもを預けながら在宅ではない仕事を探しているのなら、ヤクルトレディとして働く方法もあります。
対面で誰かとお話ししたい人にはおすすめです。
職場の雰囲気などによって、働きやすさは左右されます。
興味のある方は、問い合わせの上、実際に職場や子供を預ける場所を見学してみることをおすすめします。